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INTERVIEW

品質保証部品質保証3G Y.S 新卒入社 2011年度
高専卒 物質工学科

求められる粉末の特性は常に変化していき
品質への要求も厳しいが、やりがいのある職場

現在所属している部署の役割

品質保証部では粉末・ペースト両方の品質検査を行なっており、それぞれに担当が分かれています。私は入社以来粉末検査に従事しています。様々な種類の粉末の原材料、それをもとに製造された半製品、お客様に出荷する製品などの品質検査を担当しており、その検査点数は月に1人あたり1,000件以上にのぼります。

全ての検査には正確性が求められますが、なかでも工程にフィードバックが必要な半製品はさらにスピードと24時間365日対応可能な体制が求められています。またスピードに加え、分析機器の管理も重要な仕事のため、それに伴う知識や理解も必要です。検査結果に異常が出ればその影響は製造現場に留まらず、お客様にまで及ぶので細心の注意を払わなければなりません。

また、電子機器の高度化に伴い求められる粉末の特性は変化していき、その品質要求も厳しいものとなってきています。その維持管理をしていくことは大変ですが、その分やりがいも大きい仕事です。

今では後輩を指導する立場に
作業の負担軽減を課題として考え続ける日々

仕事内容と担当している製品について

私は主にニッケル製品の品質検査を担当しています。
ニッケル製品は昭栄化学工業の主力となる製品ですので、その意識と責任をもって取り組まなければと思っています。入社当時は私自身が分析機器の使い方や検査内容を覚えてそれをこなすのに精一杯で、周りをみる余裕などはありませんでした。

しかしながら今はただ私ができるようになるのではなく、全員が同じ力量で品質検査を行えるよう指導しなければならない立場です。そのために検査機器のマニュアルを作成したり、正確かつ効率的に検査を行うための仕組みや体制を整えたりしています。また、品質検査の手段や件数は今後も需要増加に応じて増えていくので、常に検査作業効率の改善と省力化は課題として持っています。

以前、“現状維持をするだけでは維持ではなく後退だ”という言葉を聞いてすごく心に残りました。
検査値の連携や新しい分析機器の導入、手法の見直し、ルーチン化など出来ることはどんどん進めるようにしています。検査作業の改善や省力化は後々の負担を軽減することにつながります。検査の精度を保ちながらどうすればより効率アップできるかをこれからも日々考えていきたいです。

「業務が楽になったよ」の言葉が
改善や省力化の取り組みへの原動力になる

担当している仕事のやりがい

改善や省力化を試みたことで、検査作業の精度が向上し異常に気付けるようになったことで「業務が楽になったよ」などと言ってもらえると、取り組んでよかったと思います。

また、新しい装置を導入した際などは今後の分析・検査でもその条件が引き継がれていくことになるため、最初の設定決めが非常に重要になってきます。そのため、分析機器や検査内容をよく理解し、相関性や再現性などを確認し、スムーズに切り替えられた時には達成感があります。

昭栄化学工業では、少数精鋭を掲げているため一人一人に幅広い裁量が与えられ、様々なスキルが求められます。ときにはプレッシャーを感じることもありますが、他の会社だったらまだ任せて貰えないであろうことも、当社だからこそ経験できているのだと思っています。

高い世界シェアを誇る会社だが
堅苦しさはなく、社内はアットホームな雰囲気

昭栄化学工業に入社しようと思ったきっかけ

化学関係の仕事につきたいと思っていたところ、研究室の先生から昭栄化学工業を勧められました。電子材料の分野で高い世界シェアを誇る会社だということは、調べて初めて知り興味を持ちました。

従業員数は当時400名程度と今よりもさらに少なかったためか堅苦しさはなく、社内にはアットホームな雰囲気が流れている印象でした。また、同じ出身校の先輩方も数多く活躍していることを知り、ぜひ同じ環境で働きたいた思い志望しました。

一人でカナダの工場に出張
言語も文化も違う国での指導はとても貴重な体験

昭栄化学工業での私のチャレンジ

当社は積極性を重んじてくれる会社なので性別や社歴に関係なく、手を挙げればいろんなことにチャレンジできます。
また、上司からも「こんなことをしてみてはどうか」とアドバイスをもらえることがあり、一人では気づくことができなかった視点で物事を捉えることができます。

私にとって最も大きなチャレンジとして、出荷検査の指導のために同じ粉末を製造しているカナダの子会社に出張に行かせていただいたことが思い出されます。言語も文化も違う国で教えるということは難しく、これまで経験や感覚でしていたこともきちんと言葉やデータで伝えていかなくてはいけないのだと実感しました。

日本でのビジネス感覚が通用しないのでとまどう面もありましたが、様々なルーツを持つスタッフと働いたことで視野が広がり、帰国後の仕事や自分自身の成長に大変プラスになっています。

今も何か業務上の疑問があればカナダから連絡が来ますので、そういったコミュニケーションを図りやすくなったことを肌で感じます。検査指導を目的としたカナダ出張でしたが、カナダ側のみならず私にとっても大変有意義なものになりました。当初1人で行くのは不安でもありましたが、なかなかできない貴重な経験をさせていただけたことに感謝しています。

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